CAD派遣/オールウェイズのサイトリニューアル
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突然の電話
オールウェイズさんから「はじめまして」とお電話を突然いただいて、いきなり30分以上、自社の抱負とビジョンについて、熱く熱く語られた時は、『ついにウチの事務所も大変なことになってきた。』とあわてふためいたのを良く覚えています。
ホームページを沢山の方に見ていただいて、お声をかけていただけるのは私はとても幸せなことだと思っていますが、確かこの時は、何か別の案件でかなり焦っていたか、締めきり直前の瞬間だったのでしょう。『マシンガントーク』と代理店関係者には評される私が、どんなにがんばってとめようとしても豊田さんの熱い語りにSTOPをかけることは結局できませんでした。
実は、その後、敏腕部下である近森さん絶妙のしきりもあって、結果としては大変気持ちよくお仕事をさせていただきました。よくよく考えてみたら、そもそも電話をとってしまった私が悪いし、その時やはりお断りしなかったのは、社長の豊田さんのお仕事に対する熱い熱い情熱がまさに、この初めてご連絡いただいた瞬間から私に伝わったからなのかもしれません。

ウソのようなホントの話
これを読まれているみなさんは、『まさか』とお思いになるかもしれませんが、会社案内や企業サイトの発注をされる際、『自分のイメージや会社としてのビジョンを形にしてほしい』というオーダーは、実は驚くほど少ないのです。
代わりといってはなんですが、非常に多いのが「参考サイトのようなものを作ったらいくらかかるの?」次に多いのが「APPLEのように・・」とか「ペニンシュラホテルのように・・・」とか「良くある企業サイト風に」とか、自社のイメージを考えるなんてことは、思いもつかないようです。一部を似せるだけでは満足できず、そっくりに真似しないと気がすまないなんていう時も多々あります。
ご自身がその筋のリーダーシップをとられている企業でさえ、「このページみたいにしたい。」「同じようにしてほしい」というオーダーはあとを断ちません。
『このへんのカンジが今回のツールに生かせるので、この部分を取り入れさせていただき、フォーマットやトーンアンドマナーは貴社のすでにお持ちのモノを活かされてはいかがでしょう(私)』『あの〜、そっくりにするのって大変なんでしょうか?どうしても、そっくりのモノを見てみたいのですが。』『まぁ、一度お創りするのは構いませんが・・・・正直言って、オススメはしないんですけれでも(汗)』『分かりました。では、そっくりに一度創ってください。』『はい、分かりました・・・・(*_*);』
こんなことは、しょっちゅうです。

そんななか、オールウェイズさんのオーダーは、以下のようなものでした。
『当社は規模は小さいけれど、サービスや熱意は大手に負けていないつもりだ。ウジさんもプロとして、デザイナーとして、自身の実力を大いに発揮していただき、どうかいいものを創り上げてほしい。手腕を見せてください。』

これは本当は秘密にしておきたいところですが、クリエイターの真相心理を実によくついたすばらしいオーダーです。
デザイナーの潜在意識にある最重要課題というものは、実はギャラアップでも、休暇の長期化でもありません。少なくとも私が親しくしている、数十人以上の人はそうです。
いい仕事をしてクライアントに喜ばれる。つまり、自分でも納得できるいいデザインが世の中に出ていき、そのツールが、世の中に出ていってきちんと売り上げをのばしたり、きっちりと成果を出していくことなのです。

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人物イメージを使うということ
今回の仕事で、社長の豊田さんと私の間で特に頻繁にやり取りされたのが、登場する人物写真のセレクトです。
人間のイメージというのは、みなさんの想像以上に潜在意識に深く入り込んで、行動の心理というものに影響を与えることが可能です。
今回のサイトでは、人物イメージはターゲット像とする人たちの内面と理想の可視化に近くて、真ん中の女性が自信に満ちた自分の姿(未来/理想)、左の男性は知性と教養(潜在能力/背景)、右の男性は専門性(競争力/個性)を強調しています。もちろん、建築家、CADオペレーター、エンジニア、ジェンダーフリー・・のようなイメージにも適合していなければなりません。
何故、外人なのか、というのもありますね。実は日本人の案もありました。ただ、予算と条件の限られたありモノのイメージソースを使用していく場合、日本の市場があまりにも画一的なために、選べる写真がないというのが一番の理由です。
つまり、映っているモデルに知性もなければ専門性もない、日本人であればよけいただの売れないモデルか、あまり仕事のない舞台関係者だということがばれてしまうのです。

では、このような役割を持ったイメージ写真が一体どれだけの仕事をするのか・・・と疑問視される方もいらっしゃるでしょう。企業が間違えてやってしまうとマイナスイメージになってダメージが強いものを例にあげると分かりやすいかもしれません。

例えば、消費者金融の広告にオールウェイズさんと同じことを当てはめてみましょう。
真ん中の女性は金策をしたあとの自分の将来の姿です。恐怖におびえていますね。左の男性は、自分の会社の資金繰りがうまくいっていない、失望感が漂っていることでしょう。暗い表情でかなりの苦悩が読み取れます。右の男性は、勝ち目のない、必要とされなかった平凡な自分といったところでしょうか。恐い広告ですね。見たくもありません。
この恐ろしい広告の姿こそが、ある意味では事実なのですが、こんな広告を万が一消費者金融が出そうものなら、誰も借りたいと思わないですよね。若い女の子の笑顔や、元気なダンスシーンに企業ロゴをオーバーラップさせて、潜在意識にすり込みをさせて事実を見えないようにしていることだけは確かです。また、そもそも日本人がこの潜在意識のすり込みに非常に弱い・・・と言うことにもふれておきましょう。
(デザインと企業倫理については、本の方でまた是非続きを紹介させてください。)


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ペラいちのTOPなど、いろいろと試みもしました。
ご担当の近森さんは、社長と正反対。言葉も少なく、理論より実務、といった非常に穏やかな紳士でした。このようにトップとNO.2がうまくいっている企業は、あたりまえですが着実に実績をあげていると思います。
私自身が本当に小さな事業主であるからかもしれませんが、小さな組織が質の高いサービスで大手と対当に張り合う姿は、心洗われる思いがします。素直に応援したい気持ちに駆られます。
実は新規事業の方でも、またお声をかけていただいています。事業は非常に順調のようですね。次回も是非、『実力を発揮』させてください。今後共、宜しくお願いします。
CAD派遣ならオールウェイズ
(AD TOMOKO UJI ; UJI PUBLICITY , D MIKI TANUMA 2006(c)ALL WAYS Co.,Ltd)
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by ujipub | 2006-11-14 18:19 | Potrfolio
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