傷つくならば、それは愛ではない
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少し前の事ですが、マーフィー系の本を買い漁っていた時に『こんな本も買っています』とAmazonにお薦めされて購入した本です。装丁のデザインが気に入らなかったのとタイトルもいまいちでどうしようか2〜3日悩んだ末、レビューが良かったので、結局ユーズドで購入しました。中身はともかく、装丁だけでも良ければ新書で1Clickで買ってしまうんですけどね(笑)。

恋に傷ついた錆びたくさびのようなハートにどれだけこのセラピーがしみとおる事ができるのか、私には定かではありませんが(出版者の狙いはたぶんそんなところ)実際の中身はもう少し深くて、ビジネスのパートナーシップの改善や親子関係を見直す事による自己の解放なども含まれる、叡智に溢れる内容・・といった印象でした。
1日にひとつずつ読んで、実行・・・と書いてありますが初日にほぼ半分読んでしまい、あとは思い立った時に開いたページを見て「あ〜、あるある」と納得してみたりしています。
これでは効くわけないって?!いえいえ、結構効きましたよ。ホントに(笑)。

好きなセンテンスがあるので、いくつか抜粋してご紹介しますね。
(以下、「傷つくならばそれは愛ではない」より引用)

問題が見えるという事は、あなたが何かする事を求められているという事。
問題が見えたら、それはあなたの問題なのです。否定してもここでは役に立ちません。・・・(略)
■あなたの世界を眺めてみましょう。

拒絶されたと感じるのは、何かをもらおうとしている時だけ。
自分が傷つけられたとか拒絶されたと感じるのは、何か「してあげている」ふりをしながら、じつはひそかに相手から何かを「もらおう」としている時だけです。・・・(略)
■今日のエクセサイズは、あなたがもらおうとしてきたものを手放して、全面的に与える事です。

「利用されている」と思うとき、あなたは自分を前進させないために相手を利用している
・・・(略)前に進もうとする意思があれば、状況はまるごと変容します
■だれかに利用されていると思ったら、実際にはあなたが相手を利用して自分を前進させないようにしていることに気づいてください。

傷つくのは復讐の行為
■今日、あなたの「傷」は、主導権争いのひとつの段階である事を認めましょう。

失望とは、そこを解放する必要があるという信号
■今日はあなたのコップのなかの失望を、すべて空にしていまいましょう。
人生があなたに教えようとしている事にたいして、自分をオープンにしておきましょう。

他にもいろいろあるのですが、もし興味をもたれたら是非、全文を作者の意図通りに読んでいただけたら幸いです。くれぐれも私のように1日に180日分も読んでしまわないように!!(笑)

それから、今日は本の宣伝だけでなく、前にもふれた装丁デザインの話に戻りたいと思います。読んでみて分かった事は、この本は表紙のイメージとまるで違い、非常に叡智にあふれているし、魂の開放とか癒しとか、大切な人とのつながりについて、まず自分を解放し、人への信頼感、暖かい気持ちを取り戻せるようになる、といったいわば自己解放本です。それなのに、デザインはナイーブで消極的。閉鎖感があり、出発というよりは執着を感じます。出版者が狙う、ターゲットのイメージなのでしょうが、私がもしこの本のデザイン担当だったら、とりあえず絶対にこのイラストレーターには発注しないですね。

それから、レイアウトの暴れ(乱れ)は不安定な心にさらに追い討ちをかけます。
クラブイベントのフライヤーやスーパーのチラシの文字が踊っているのを皆さんはよく御存でしょう?どんな気分になりますか?踊ったり揺れ動く、文字やレイアウトを見て、心に冷静を取り戻せますか?
また、このレイアウトの不安定さは、かなり時流な雰囲気を漂わせるでしょう。一生つきあう人生の法則と言うよりも、「今どき」の本に見えてしまいます。
(逆に時流のイメージを強調したければ、レイアウトに動きや勢いを加えればいいと言う事になりますが)。

叡智によって癒しがもたらされる本なのですから、デザインでまず、「私は知的な本だ」と、宣言してしまう必要があるのです。
色調はもっとダメです。赤は、興奮させたり刺激をしたり、あるいは情熱やエネルギーの色です。ありきたりのようですが、心が揺れ動いている人に癒しを与えるのだったら、グリーンや薄いブルー、ベージュ系やくすんだパステルなどの中からキーカラーを選び、ホワイトスペースを上手に使って、乱れのないレイアウトを起用して希望や開放、叡智をコンセプトにリデザインします。たぶん本の印象は相当に変わるでしょうね。と言う事は、今とターゲットが変わる、これまで関係ないと思っていた人がいいのかも、と感じる事になっていきます。

と、いったようなデザイン指南の実用書を出版しようと、実は計画中です。
そもそもは、ビジネスのデザイン戦略によるブランディング(それも小規模事業者向け)の本にしようと思っていたのですが、出版戦略のコンサルタントの先生に相談したら、一笑にふされてしまいました。(よくよく、考えたら確かにブランディングについて今さら語っても・・勝ち目はないですよね。)
ビジネスマンから個人事業主、経験の浅いデザイナーさんなんかにも参考になればいいなと思っていて、仕事の合間を見て執筆しています。
内容のある、いい本を目指して頑張りますので、皆さん応援してくださいね!
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by ujipub | 2006-11-05 01:05 | books and more
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